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彼が皇帝と崇められた由縁

 

例えば貴方のその御髪に
触れられるのならばどんなにか素敵な事でしょう
それを夢見る女どもは何人も居るというのに、
貴方はそれを裏切ってばかり


昔々、世にも美しい皇子様がおりました
漆黒の御髪が美しく、その瞳はなにもかもを射抜くほど
とても綺麗なものでした
その笑みは、その国の者達を陶酔させてしまうほど
とても艶やかなものでした

けれどもその皇子様に近付くものは
皆、何故だか死んでしまうのです
何時しかその皇子様の周りには誰もおらず
皇子様はひとりぼっちになってしまうのでした



貴方はいつもひとりぼっちで
誰とも口をきこうとしない
その唇はいつしか渇きはて自ら裂けて
真っ赤な血がたれてしまうんじゃないかと思うほど


例えば貴方に想い人がいて
その人を愛し続け、そのまま死んでしまうのだったら
せめて、誰にでもいい、
カーテンの隙間から貴方を眺めているわたしにでもいい


その名を明かして   そして天へと召されては下さらないのでしょうか


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